お菓子やお酒もいいけれど、「せっかくなら、ずっと形に残るものを贈りたい」。そんな人に知ってほしいのが、将棋のまち・天童市にある「佐藤工芸」です。
30秒でわかる佐藤工芸
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 山形県天童市(佐藤工芸) |
| 特徴 | 将棋の駒や家具部材づくりで培った木工技術と、高精度な機械加工・職人の手仕上げを両立 |
| こんな人におすすめ | 消え物ではない、形に残る山形土産を探している人 |
| 買える場所 | 直営ファクトリーショップ「kokochi-kigi」、公式オンラインショップ(BASE) |
将棋の町・天童に受け継がれる伝統工芸
天童が将棋駒の産地として知られるようになったのは、実は”本業”ではなく”内職”がきっかけでした。江戸時代末期、天童を治めていた織田藩は財政難に苦しんでおり、禄だけでは生活できない下級藩士たちの暮らしを支えるため、藩の用人・吉田大八が将棋駒づくりを内職として奨励したのです。藩内には武士が内職をすることへの反対もありましたが、大八は、将棋は兵法にも通じるのだから駒をつくることは武士の面目を傷つけるものではない、という考えで藩士たちを後押ししました。藩士の手内職として広がった駒づくりは、やがて全国の将棋駒生産の9割以上を占めるといわれる一大産地へと育っていきました。
佐藤工芸は、そんな天童で将棋の駒や家具の部材を長年手がけてきた木工会社です。そこで培われてきた技術とノウハウに、コンピューター制御の機械で高精度な加工ができる「NC加工」という技術を組み合わせ、暮らしの中で長く使えるオリジナルの木製品も生み出しています。「機械が加工する」と聞くと、無機質なものづくりを想像するかもしれません。けれど佐藤工芸は、自らを「山形県天童市の小さな木工所」と語る会社。機械で精密に切り出したあとの仕上げは、最後まで職人の手作業です。職人が一つひとつ丁寧に仕上げているからこそ、機械の精度と手仕事のぬくもりを両立した製品が生まれています。武士の内職から始まり、時代とともに専業の技術・産業へと広がっていった町だからこそ、新しい技術と伝統的な手仕事を両立させるものづくりが、今も自然に受け継がれているのかもしれません。
オリジナル商品「kokochi-kigi(ここちきぎ)」では、木の素材感を生かした時計やトレイ、小物などを展開。さらに、2023年秋にクリエイティブユニット「TENT」との共同開発で立ち上げたブランド「SKOP(スコップ)」では、一枚の板から無駄なく切り出して作る四角いお皿「SOLID DISH」など、長年培われてきた木工技術と現代的なデザインを組み合わせた製品も生まれています。こちらも職人が一つひとつ手仕上げしているのは変わりません。
贈るときには、こんな一言を添えられます
佐藤工芸の木製品を贈るときには、こんな一言を添えられます。「これ、将棋駒で有名な山形・天童の木工会社が作っているんだって。武士の内職から始まった町なんだよ」。ただ「山形で買ってきたよ」と渡すのとは、少し違う。その土地で受け継がれてきたものづくりの背景や、作り手のこだわりまで一緒に伝えられるのが、佐藤工芸の木製品を贈る魅力です。
食べたらなくなるものではなく、使うたびに山形を思い出してもらえるもの。「山形らしいものを贈りたい。でも、定番のお土産とは少し違うものを選びたい」というときは、品物だけではなく、その背景にある物語まで一緒に贈れる佐藤工芸の木製品を選んでみてはいかがでしょうか。誕生日や記念日、お世話になった人への贈り物など、「少しこだわって選びたいプレゼント」にも向いています。、「少しこだわって選びたいプレゼント」にも向いています。
佐藤工芸の商品は道の駅や公式通販でも購入できます
天童市内には、佐藤工芸が運営する直営のファクトリーショップ「kokochi-kigi」があり、木工体験やレンタルスペースも兼ねた施設として、商品を実際に手に取りながら購入できます。地元の道の駅にもお土産として並んでおり、以前は羽田空港でも販売されていたことがあるなど、県外の人の目に触れる機会も少なくありません。
現地に立ち寄る時間がない場合や、あとからまとめて購入したい場合は、佐藤工芸の公式オンラインショップ(BASE)からも注文できます。
