山形のワインと聞くと、高畠ワイナリーなどを思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、山形県南部の置賜地方には、長い歴史を持つ小規模なワイナリーも点在しています。
そのひとつが、南陽市赤湯にある有限会社佐藤ぶどう酒の「金渓ワイン」です。
佐藤ぶどう酒は1940年創業。赤湯温泉街にワイナリーを構え、全商品に山形県産原料を100%使用したワイン造りを続けています。
この記事では、「金渓ワインってどんなワイン?」「どこで買える?」「山形ワインにはどんな特徴がある?」という人に向けて、金渓ワインと佐藤ぶどう酒について紹介します。
30秒でわかる!金渓ワイン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 金渓ワイン |
| 製造者 | 有限会社佐藤ぶどう酒 |
| 場所 | 山形県南陽市赤湯1072-2 |
| 創業 | 1940年 |
| 特徴 | 全商品に山形県産原料を100%使用 |
| 代表的な商品 | 赤・白・ロゼ・スパークリングなど |
| GI山形 | 複数の認定実績あり |
| 営業時間 | 9:00〜17:00頃(12:00〜13:00を除く) |
| 休業日 | 不定休 |
| 試飲 | 可能 |
| 購入 | 現地売店・公式通販 |
※営業時間・休業日などは変更される場合があります。訪問前に公式情報をご確認ください。
金渓ワインとは?
金渓ワインは、山形県南陽市赤湯にある「有限会社佐藤ぶどう酒」が造るワインブランドです。
佐藤ぶどう酒の創業は1940年。
山形県ワイン酒造組合によると、赤湯温泉街の中に工場を構え、家族を中心とした小規模なワイナリーとして、大量生産ではなく丁寧なワイン造りを続けています。
大きな特徴のひとつが、全商品に山形県産原料を100%使用していること。
山形県公式観光サイトでも、佐藤ぶどう酒は山形県産原料100%のワイナリーとして紹介されています。
また、同サイトによると、生産したワインの90%以上が山形県内で消費されています。
全国に大量に流通するワインとは少し違う、「山形で造られ、山形で親しまれているワイン」のひとつです。
金渓ワインが造られる南陽市赤湯は、山形有数のワイン産地
金渓ワインが造られている南陽市は、山形県南部の置賜地方にあります。
実はこの置賜地方、ワインと非常に関係の深い地域です。
山形県によると、置賜地方は全国有数のぶどう生産地で、明治6年頃からワイン造りが始まったとされています。
現在も複数のワイナリーがあり、地元で栽培されたぶどうを生かしたワイン造りが続いています。
そもそも山形県は、ぶどうの生産量が国内トップクラス。
特に置賜地方は、周囲を高い山々に囲まれた盆地で、昼夜の気温差が大きいこと、ぶどうの成熟期に晴天が多いこと、夏場の降水量が少ないことなど、ぶどう栽培に適した条件を備えていると山形県は説明しています。
「山形=日本酒」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、山形には長く続くぶどうとワインの文化もあります。
山形ワインは「GI山形」に指定されている
山形ワインを知るうえで覚えておきたいのが、「GI山形」です。
GIとは「Geographical Indication(地理的表示)」のこと。
国税庁は2021年6月30日、山形県をワインの地理的表示「山形」として指定しました。
GI山形を表示するためには、山形県内で収穫された指定品種のぶどうを使用することや、山形県内で製造・貯蔵・瓶詰めを行うことなど、定められた生産基準を満たす必要があります。
国税庁はGI山形のワインについて、ぶどう本来の味や香りが引き立ち、爽やかな酸による余韻を特徴として挙げています。
金渓ワインにも、GI山形の認定を受けた銘柄があります。
山形県ワイン酒造組合の認定一覧では、「金渓ワイン・赤」「金渓ワイン・白・辛口」「金渓ワイン・白・甘口」「金渓ワイン・ロゼ」「金渓スパークリング」など、これまで複数の商品が確認できます。
金渓ワインにはどんな種類がある?
金渓ワインには、赤・白・ロゼ・スパークリングなど、さまざまなタイプがあります。
山形県ワイン酒造組合のGI山形認定ワインを見ると、たとえば「金渓ワイン・赤」にはマスカット・ベーリーA、ブラッククイーン、北醇、「金渓ワイン・白・辛口」にはデラウェアとナイアガラが使われた認定実績があります。
ほかにも、ナイアガラを使った甘口の白ワインや、マスカット・ベーリーAを使用した赤ワイン、ロゼ、スパークリングなどが認定されています。
商品ラインアップは時期によって変わるため、現在販売されている商品については金渓ワイン公式サイトで確認するのが確実です。
酸化防止剤無添加のワインも造っている
佐藤ぶどう酒では、「酸化防止剤無添加」と表示された商品も販売しています。
2026年9月現在、公式サイトでは「2026・酸化防止剤無添加・白・辛口」や「酸化防止剤無添加スパークリング・赤」などの商品が確認できます。
また、山形県ワイン酒造組合のGI山形認定ワイン一覧にも、「酸化防止剤無添加・白ワイン」「酸化防止剤無添加ワイン・赤」など、佐藤ぶどう酒の商品が掲載されています。
※「酸化防止剤無添加」は商品ごとの表示です。金渓ワインのすべての商品が酸化防止剤無添加という意味ではありません。
地元で実際に買っている金渓ワイン
ここからはDEWA編集部の実体験です。
私自身、南陽市に住んでいることもあり、金渓ワインは自宅用として実際に購入しています。
また、県外に住む友人への手土産として選んだこともあります。
個人的に金渓ワインを山形土産として面白いと感じる理由は、「山形県産原料を100%使用している赤湯のワイナリー」という背景まで一緒に伝えられることです。
山形のお酒というと日本酒が真っ先に思い浮かぶかもしれません。
そこであえて、
「山形って、実はワインも造っているんだよ」
と渡すのも、山形らしいお土産の選び方のひとつだと思っています。
全国的な知名度だけではなく、その土地で実際に造られ、地元で親しまれているものを持ち帰りたい人には、チェックしてほしい山形ワインです。
金渓ワインはどこで買える?
金渓ワインは、南陽市赤湯にある佐藤ぶどう酒の売店のほか、公式サイトの通販からも購入できます。
そのため、
「山形旅行で買い忘れた」
「以前飲んだ金渓ワインをもう一度飲みたい」
「山形のワインを県外の人へ贈りたい」
という場合でも、現地まで行かずに注文できます。
公式サイトでは赤・白・スパークリングなどの商品に加え、ギフト商品も販売されています。
販売商品や価格は変更される可能性があるため、購入時は公式サイトで最新情報を確認してください。
佐藤ぶどう酒の場所・アクセス
佐藤ぶどう酒は、南陽市の赤湯温泉街にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 有限会社佐藤ぶどう酒 |
| ブランド | 金渓ワイン |
| 住所 | 山形県南陽市赤湯1072-2 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00頃(12:00〜13:00を除く) |
| 休業日 | 不定休 |
| JR赤湯駅から | 車・タクシー約5分/徒歩約15分 |
| 試飲 | 可能 |
| 電話 | 0238-43-2201 |
山形県公式観光サイトでは試飲可能と案内されています。
なお、試飲する場合は当然ながら車の運転はできません。同サイトでも、アルコールを飲む場合はタクシーの利用を案内しています。
営業時間や試飲対応などが変更される可能性もあるため、訪問する場合は事前に最新情報を確認してください。
「山形のワイン」を探しているなら、赤湯にも注目してみて
山形県は、日本酒だけでなくワインにも長い歴史を持つ地域です。
特に置賜地方は全国有数のぶどう産地で、現在も地域のぶどうを生かしたワイン造りが続いています。
その中で、南陽市赤湯に1940年から続いているのが佐藤ぶどう酒です。
全商品に山形県産原料を100%使用し、赤・白・ロゼ・スパークリングなどさまざまな金渓ワインを造っています。
山形旅行のお土産を探している人はもちろん、「山形のワインを飲んでみたい」「南陽市や赤湯のワインを探している」という人も、金渓ワインをチェックしてみてはいかがでしょうか。
金渓ワインについてよくある質問
金渓ワインはどこのワインですか?
山形県南陽市赤湯にある有限会社佐藤ぶどう酒が造っているワインです。佐藤ぶどう酒は1940年創業で、赤湯温泉街にワイナリーがあります。
金渓ワインは山形県産の原料を使っていますか?
山形県ワイン酒造組合によると、佐藤ぶどう酒は全商品に山形県産原料を100%使用しています。
金渓ワインにはどんな種類がありますか?
赤・白・ロゼ・スパークリングなどがあります。GI山形の認定実績がある商品も複数あります。販売中の商品は時期によって変わるため、公式サイトをご確認ください。
金渓ワインは通販で買えますか?
はい。佐藤ぶどう酒の公式サイトから購入できます。現地に行けない場合や、県外への贈り物として購入したい場合にも利用できます。
金渓ワインは試飲できますか?
山形県公式観光サイトでは試飲可能と案内されています。ただし、営業日や対応状況が変わる可能性があるため、訪問前の確認をおすすめします。
金渓ワインのワイナリーはどこにありますか?
山形県南陽市赤湯1072-2です。JR赤湯駅から車・タクシーで約5分、徒歩約15分と案内されています。
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