山形県山形市にある「山寺(立石寺)」は、松尾芭蕉が『奥の細道』で詠んだ句「静けさや岩に染み入る夏の声」の舞台として知られる名所です。 千年以上の歴史を誇る天台宗の古刹であり、1015段の石段を登るたびに心が澄んでいく“修行の山”。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の自然が静寂に彩りを添えます。 五大堂から望む山形平野の絶景は、まさに息をのむ美しさ。芭蕉が心を動かされた理由が、訪れるたびに理解できるでしょう。 都会の喧騒を離れ、歴史と自然に包まれながら心を整える――そんな“非日常”がここにはあります。