黒い車体に、赤い足回り。大正時代に河北町を走った列車と同じ型の小さな蒸気機関車が、公園のレールの上で出番を待っています。
河北町の「いもこ列車」は、年に数回の一般公開日に乗車体験ができるSLです。
2026年度(令和8年度)の一般公開は、10月11日(日)が最終日。整理券の受け取り方から、ちょっと笑える名前の由来、いもこ列車の歴史まで、河北町の公式情報をもとにまとめました。
30秒でわかる!いもこ列車 一般公開(10月)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日にち | 2026年10月11日(日)・令和8年度の最終公開日 |
| 公開時間 | 10:00〜12:00 |
| 整理券配布 | 当日9:30〜・なくなり次第終了 |
| 事前予約 | なし |
| 場所 | 河北中央公園 いもこ列車格納庫前 |
| 料金 | 無料 |
| 乗車のコツ | 乗る人数を決めてから整理券の列へ |
| 乗車特典 | 乗車後に記念品あり(数に限りあり) |
| 問い合わせ | 河北町 都市整備課 管理係 TEL 0237-73-2111(代表)内線243〜246 |
※当日の天候などによって、予定より早く終了したり、中止になったりする場合があります。
乗るなら9:30に格納庫前へ。整理券の受け取り方
いもこ列車に乗るには、当日配布される整理券が必要です。
事前予約はなく、9:30からいもこ列車格納庫前で配布され、なくなり次第終了となります。
乗車までの流れ
- 9:30〜 整理券をもらう
場所はいもこ列車格納庫前です。
整理券を配る際に乗車人数を聞かれるため、家族やグループで何人乗るのか、あらかじめ決めておきましょう。
整理券配布後は、乗車人数の変更を断られる場合があります。
- 乗車時間を確認する
乗車時間は整理券に記載されています。
- 乗車時間の5分前までに乗車場所へ
指定された乗車時間の5分前までに、格納庫前の乗車口付近へ向かいましょう。
基本的には番号順に案内されますが、乗車人数の調整などによって順番が前後する場合があります。
- 乗車後に記念品を受け取る
乗車した人には記念品があります。
ただし、数に限りがあります。
整理券をもらうときの注意点
- 希望者が多い場合、乗車できないことがあります
- 整理券配布後に乗車人数を変更できない場合があります
- 乗れなくなった場合は受付へ伝えましょう
- 天候などによって予定変更・中止となる場合があります
確実に乗りたいなら、整理券配布が始まる9:30を目安に会場へ向かうのがおすすめです。
アクセス|河北中央公園
会場
河北中央公園 いもこ列車格納庫前
住所:山形県西村山郡河北町谷地中央3丁目地先
公園内の格納庫の位置は、河北町公式サイトの「いもこ列車案内図」で確認できます。
車
- 東根ICから約10分
- 寒河江ICから約20分
電車
JR「さくらんぼ東根」駅からタクシーで約15分が目安です。
同じ日に「かほくほくほくまつり」も
10月11日は、河北町民体育館駐車場とその周辺で「第26回かほくほくほくまつり」も開催されます。
こちらは9:00〜15:00の予定で、30団体が出店。屋台・キッチンカーのほか、山形牛の試食、スリッパ飛ばし大会、包丁研ぎ、米の詰め放題などが楽しめます。
午前中にいもこ列車に乗って、そのまま「かほくほくほくまつり」でお昼ごはん、という一日の組み立てもできそうです。
「いもこ」ってなに?名前の由来は“里芋”
「いもこ」は、山形弁で「里芋」のこと。
いもこ列車が走っていた当時、沿線には茅や萱でふいた屋根の家が多く、機関車の煙突から出る火の粉によって火事になる心配がありました。
そこで、火の粉対策として煙突にカバーをかぶせて走行。
その姿が里芋に似ていたことに加え、列車自体も里芋のように小さかったことから、「いもこ列車」と呼ばれるようになったとされています。
なんとも山形らしい、親しみのある名前です。
大正時代、山形県で最初の私鉄として走り始めた
いもこ列車の歴史は、大正時代にさかのぼります。
大正4年(1915年)
谷地の事業家・升川勝作氏が地域振興のため鉄道を計画し、「谷地軌道株式会社」を設立しました。
大正5年(1916年)2月
県内の私鉄第1号として運転を開始。
谷地〜神町間の5.8kmを、時速約25km、約30分で結びました。
最盛期には年間約10万人を運び、地域の交通を支えたとされています。
昭和10年(1935年)10月
自動車輸送の発達などにより、その役目を終えて廃止。
約20年間にわたって地域の人々に親しまれました。
今走っている「いもこ列車」は台湾からやってきた
現在、河北中央公園を走っている車両は、大正時代に谷地〜神町間を走っていた実車そのものではありません。
昭和63年(1988年)10月、河北青年会議所が「子どもたちに夢を、町の活性化のために」と、かつてのいもこ列車と同じ型の機関車を台湾から購入し、河北町へ寄贈しました。
現在は河北中央公園で、実際に走ることのできる「動態保存」の状態で大切に保存されています。
大正時代の河北町を走った小さなSLの姿を、現在でも乗車体験を通して感じられるというわけです。
いもこ列車のスペック
現在保存されているいもこ列車は、1948年製の蒸気機関車です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | ベルギー製 コッペル型(0-6-0)車号347 |
| 製造年 | 1948年(昭和23年) |
| 軌間 | 76.2cm |
| 長さ | 5.50m |
| 高さ | 2.85m |
| 車輪の直径 | 72.6cm |
| 重さ | 空車時12.5t/運転時16.0t |
| 水タンク | 約3立方メートル |
| 燃料 | 木・石炭・豆炭 |
小さな車体ですが、運転時の重量は16トン。
公園の展示物を見るだけではなく、実際に蒸気機関車が動き、その音や煙、振動まで体験できるのが、いもこ列車一般公開の魅力です。
2026年度は年6回。10月11日がラスト
令和8年度のいもこ列車一般公開は、次の6回が設定されました。
| 日にち | 関連イベントなど |
|---|---|
| 4月3日(金) | 谷地ひなまつり |
| 5月5日(火・祝) | こどもの日 |
| 6月14日(日) | べに花マラソン |
| 7月5日(日) | 一般公開 |
| 9月19日(土) | 谷地どんがまつり |
| 10月11日(日) | 令和8年度 最終公開 |
つまり、10月11日を逃すと、令和8年度の一般公開は終了です。
次回以降の日程については、河北町公式サイトで最新情報をご確認ください。
よくある質問
Q. 予約はできますか?
A. 事前予約はありません。当日9:30から、いもこ列車格納庫前で整理券が配布されます。なくなり次第終了です。
Q. 乗車料金はかかりますか?
A. 無料です。乗車には当日配布される整理券が必要です。
Q. 整理券は何時から配られますか?
A. 当日9:30から、いもこ列車格納庫前で配布されます。乗車人数を確認してから整理券を受け取りましょう。
Q. 雨の日はどうなりますか?
A. 当日の天候などによって、予定より早く終了したり、中止になったりする場合があります。
Q. 10月11日を逃したら次はいつ?
A. 令和8年度の一般公開は10月11日が最終日です。次回以降の日程については、河北町公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. 整理券がなくなったら?
A. 整理券がなくなった場合は乗車できません。見学については、当日のスタッフの案内に従ってください。
Q. 記念品はもらえますか?
A. 乗車後に記念品が用意されています。ただし、数に限りがあります。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | いもこ列車一般公開(令和8年度) |
| 日にち | 2026年10月11日(日) |
| 公開時間 | 10:00〜12:00 |
| 整理券 | 当日9:30〜配布・なくなり次第終了 |
| 事前予約 | なし |
| 料金 | 無料 |
| 場所 | 河北中央公園 いもこ列車格納庫前 |
| 住所 | 山形県西村山郡河北町谷地中央3丁目地先 |
| 問い合わせ | 河北町 都市整備課 管理係 TEL 0237-73-2111(代表)内線243〜246 |
大正時代に河北町を走った小さな蒸気機関車。その姿を受け継ぐ「いもこ列車」に、実際に乗ることができる貴重な一般公開です。
令和8年度最後のチャンスは、2026年10月11日。
同日開催の「かほくほくほくまつり」と合わせて、河北町の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。